ボツリヌス療法とは、ボツリヌス菌(食中毒の原因菌)が作り出す天然のタンパク質(ボツリヌストキシン)を 有効成分とする薬を筋肉内に注射する治療法です。 ボツリヌストキシンには、筋肉を緊張させている神経の働きを抑える作用があります。そのため ボツリヌストキシンを注射すると、筋肉の緊張をやわらげることができるのです。
ボツリヌス菌そのものを注射するわけではないので、ボツリヌス菌に感染する危険性はありません。
ボツリヌス療法の効果
- 手足の筋肉がやわらかくなり、動かしやすくなります。
- リハビリテーションが行いやすくなります。
- 関節が固まって動きにくくなったり、変形するの予防します。
- 痛みをやわらげる効果が期待できます。
- 介護の負担が軽くなります。